画像処理の基本 その2
画像処理で過去のラインを使ってマトリクス演算する場合です。
例えば、
フィルタ処理、JPEGで使うDCTなど
外部デバイス(CCDなど)からライン毎に画像データが入力される場合、
フレームメモリを使用せずラインメモリを使って、必要な過去ラインデータを
取得する時に使用します。
特に、現ライン入力と同時に処理させる場合に使用します。
構成イメージは、以下の通りです。(3x3マトリクスを例)
現ラインと同時にラインメモリに保存した過去のデータをリードしてマトリクス作成します。 (トコロテンみたいなイメージ)
この時のラインメモリをFIFOにするか、RAMにするかは、エンジニアの好みだと思います。
フレーム間で差分を出したり、H.264など、過去のフレームが必要になる場合も
Line MemoryからFrame Memoryに代わるだけです。
(DDR3 SDRAMなど使用する場合、メモリ領域を分割して使用します)